亡くなった婚約者の昔の住所へ手紙を送ったら、同姓同名の同級生から返信が届く。
豊川悦司が若い。
残された婚約者も、同姓同名の同級生も、同じ中山美穂が演じてるから最初混乱した。『イルマーレ』みたいな話かと思ったら全然違って、でも本筋を理解してからはハマった。
話を理解すると全然ありえる話なのに序盤はSFっぽく見えるのが面白い。現代編ではちょっとビターで大人な恋愛描写を、過去編では可愛らしくて甘い青春模様を描いているのが特徴。
主役2人をどちらも中山美穂にすることによって炙り出される婚約者のちょっと残酷な真実。いや男ってそういうものかも知れないけど流石に身も蓋もなくない?と最初は思った。でもこの要素によって、死んだ人や運命みたいなものを変に神格化せず、前に進むきっかけにもなってるんだなと気付いて納得した。
過去回想にちょっとだけ出てくる鈴木蘭々が演じる及川早苗が『花とアリス殺人事件』の陸奥睦美っぽくて笑った、ああいうキャラいいね。
藤井樹の本だらけの部屋が可愛い。一番好きなシーンは自転車のライトでテスト見るシーン。(昔のテスト保管するなんて物持ち良過ぎる)
風邪引いたら治るまで仕事は休もう。