ぬ

Love Letterのぬのネタバレレビュー・内容・結末

Love Letter(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

岩井俊二の映画はいつもその作家性に魅かれてみるが、実は物語がとてもうまい。
毎回いつも引き込まれる。

初恋に似た人と婚約しようとした、
貸し出しカードの裏、
(そういえば確かに名前を書くという行為は手間で律儀だった)
往復書簡、
(ま、わたしはワープロですけどね。)
小樽と神戸、
図書館とカーテンの揺らぎ、
(そういえば図書館の天井は低かったし、書架間隔は狭かった、だから好きだった)
高校の頃はたしかに、放課後の自転車置き場で気になる子とすれ違うことをたのしみにしていた、
くぐもったひかり、雪、窓、
無愛想で変わったやつ(すき)、
父の死、
端正な役者ばかり。

失われたていた時。
ぬ