「青春18×2」つながりで視聴。
うーん、私には合わなかった。
中山美穂は確かに美しいのだが、校庭を何度も写真に収める無駄に長いシーン等、彼女のイメージビデオを見せられているのかしら?と思えてくる。
そもそもだが、渡辺博子と藤井樹の二役を中山が演じ分ける必然性が感じられない(序盤、少々混乱)。
ストーリー展開もいまいち。
風邪をこじらせて、祖父が吹雪の中を走るシーンは必要か?
お元気ですか??と叫ぶ著名なシーンには、死んだ人に元気もなにもないだろうと失笑。
中盤以降、樹と藤井(男)の中学時代の青春の振り返りが中心となり、ラストシーンも樹と藤井の図書カードの思い出で終わる。
博子と樹のどちらに軸を置きたいのか不明。
多くの映画賞を受賞していることから、30年前の世相には合っていたのだと思うが、正直苦痛な2時間だった。