せり

Love Letterのせりのネタバレレビュー・内容・結末

Love Letter(1995年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的映像美。岩井美学を堪能できる作品。
中山美穂が「小樽出身の恋人藤井樹を遭難事故で無くした博子」と、「女藤井樹」の二役を演じ分けている。その藤井樹の方の中山美穂が自分的にとても好みだった。笑 本の間に埋まっていたり、バカでかいマグカップで飲み物飲んでいたり。賢くておてんばな感じかたまらない。ほっぺぷにってつまんで、「何?💢」とかって言われたい。髪型は一切変えず、内面だけで演じ分けたとのこと。すごすぎる中山美穂。
脚本もさすが岩井俊二という感じ。映画は男藤井樹の三回忌に訪れた博子が、樹の中学の卒業アルバムにあった藤井樹の住所あてに手紙をだすところから話が展開する。題名の「Love Letter」には、博子から天国の藤井樹にむけたラブレターと、中学生の男藤井樹が女藤井樹にむけたラブレターという2つの意味がある。後者の意味に気づいたときのシーンが最後のシーンで、うわあああそういうことかあああいって悶えていたら映画が終わった。笑
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