けーご

幸せへのキセキのけーごのレビュー・感想・評価

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)
4.0
妻を亡くしたベンジャミンは、息子と娘持ちのお父さん。妻を失ったショックから立ち直れない彼は子どもたちと引っ越しを決意する。しかし、新居は閉園し、維持管理だけされた動物園付きの家だった。--


マット・デイモン主演。奥さんを亡くしながらも二人の子どもを育てるために無我夢中の父親を演じていて序盤は、その奮闘ぶりがうかがえる。
家を買うシーンでは、おませな娘のロージーが鳥たちと戯れる姿を見て購入を決意!すごく泣きそうになった。親からしたら、子どもの笑顔ってそれだけの力があるんだね。
対立ばかりの息子のディランとの関係がストーリーの大きなファクターになっている。同性の父親と息子って難しいね。

そしてエル・ファニング登場。「あぁ、なんて可愛いんだ。」息子のディランも思ったことだろう。学校に行かず動物園で働いているリリーを演じていて、ものすごいキュート!こんなに純粋で明るい役の彼女、本当に好き。。。

スカーレット・ヨハンソンは園をまとめる飼育員のケリーを演じている。園内もボロボロ、スタッフも大勢辞めて希望がない動物園を愛し、動物の世話をする役どころだけど華やかさが出てるよな〜。(笑)

スタッフは動物に関して素人のベンジャミンを冷めた目で見ていたけど、彼の言動で信頼し始める。いけ好かない検査官のウォルターを嫌うスタッフたちも面白いし、みんな個性的。

家族愛をメインとした人間ドラマで心温まる作品だけど、実話を基にしているってところが一番の魅力だね。動物園の裏側も描かれているし、動物苦手な自分だけど少し見方が変わった。「たった20秒の勇気」とても素敵だし、大切なことだね。
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