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幸せへのキセキの正位置のレビュー・感想・評価

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)
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妻には先立たれ、息子は退学処分。心機一転、引っ越ししようと買った家には動物園がついていた。閉鎖状態のその動物園を再開させようと奮闘する様子を描いている。
家族の再生と事業の成功という王道ど真ん中なストーリー。再開への障害がおもに資金面の問題ばかり取り上げられ、雑多なことが省かれてしまっているのはシンプルでわかりやすい反面おもしろみがない。動物園の話だが、出てくる動物がそれほど多くないのも動物好きには物足りない。
しかし幼い娘がたいへん可愛らしいのは幼女好きにはたまらない。息子と、動物園を手伝う少女との不器用な恋もいい感じ。反発していた息子と父が理解を深めていくエピソードも素敵。細かな疑問点や指摘のしどころは多々あれど、気持ちよく堪能できた。
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