70年前のSF宇宙モノ。まだガガーリンもアポロも宇宙に行く前、NASAすら存在しない1950年に製作されたという点がこの作品の全てだと思う。
当時、科学的な考証をちゃんと行なったそうで、たしかにそれなりに考えて作られている感があった（少なくとも『バーバレラ』みたいなトンデモ系のB級映画とは全く違う）。
今ではお馴染みだが、ラストの人間ドラマ的な場面も本当によく考えられてると思う。流石に今見てエンタメとして楽しめるものではないけど、歴史モノのドキュメンタリーを見た後のような感覚になりました。
テクニカラーなので色はどぎつい感じだが、カラフルな宇宙服がむしろいい感じ。
