あしからず

月世界征服のあしからずのレビュー・感想・評価

月世界征服(1950年製作の映画)
3.9
積ん読ならぬ積んDVDしてたSF映画を消化。ハインライン原作、ジョージ・パル製作。
科学的考証の行き届いた本格的な宇宙旅行を扱った最初の記念碑的映画との文句のとおり、ロケットや無重力の描写など今と全く違和感がない。月のセットが本物より好きだった。
テンポは遅めだけどスリルとサスペンスありで、まだ月面着陸が実現してない時代のロマンにあふれてる。月での記念撮影で地球を持ち上げてる風の写真を撮ってるのも先取り。観光地感。

テクニカラーの暖色系の色味も抜群で赤、青、黄と色違いの宇宙服もオシャレ。
ガラスの壁の演出や急に挿入されるウッドペッカーのアニメも面白い。
突然ロケットに乗せられたジョーがいいキャラで始終嫌がってたけどラストの展開でジョー!!!ってなる。
まさか1回空気だった命綱センパイがあんな働きをするとは…

久々にSF観て潤ったし最高になった。
集めるの優先で買って満足しがちだったけどちゃんと観なければ…あとXX本…
あしからず

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