トシオ88

狙撃者のトシオ88のレビュー・感想・評価

狙撃者(1971年製作の映画)
3.4
マイケル・ケイン主演の復讐劇😤
兄の突然の事故死に疑問を覚えるマイケル・ケイン演じるジャック・カーター。ロンドンから兄の暮らしていた故郷ニューキャッスルに赴き、街を牛耳る組織に真相を暴くべく迫っていくが…☠️

全編殆ど音楽なく、眠そうな、でも冷酷な目のマイケル・ケインが淡々と事件の背景を探っていくが、どうやらマイケルも名の知れた裏稼業の男らしいと段々わかってくる物語の後半、唐突に激しい暴力が映画を支配していく☠️

復讐すべき相手を容赦なく粛清していくマイケル。暗い英国🇬🇧の景色とフィルムの粒子の粗い映像が相まって物語も冷たく進む。ブチ切れたマイケル・ケインは今まで余り観た事が無かったが、上品な英語を話しながら殴る、刺す、犯す、突き落とす他😨…大藪春彦の小説に出てくる主人公を彷彿とさせる(大藪の主人公はTELセックスはしないけど😆)
ラストは、やはり無常感のある70年代の英国らしいエンディング。
同時期の「ダーティーハリー」や「ブリット」のようなハリウッドハードボイルドとは違うビター感が残る作品☠️🇬🇧🎬
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