RIO

狙撃者のRIOのレビュー・感想・評価

狙撃者(1971年製作の映画)
3.9
マイケル・ケインが出てない時がなかった
別のシーンでストーリーを教えることなくマイケル・ケインと共に兄貴を殺した奴らを探しだす

裏切り者を痛めつけ殺してしまう
その見せしめ的な顔色ひとつ変えず容赦ない残酷さ
殺した事はギャング以外は観ている人にしか分からない共感性
犯人を暴き出す合理性が知的でその強かさに怒りの程を感じさせます

やたらに移動が多いので無駄なのかと思ってましたがそうでもなかったです
ジャズピアニストでもあるロイ・バッドのオープニングの曲は最高にカッコいい

悪人とは生まれつきかそれとも環境によるものなのか
ジャック・カーターは地元から出て行くためならどんな悪事にだって手を染めたはずだ
ホッジス監督は育った環境が人格を左右すると思っていた

マイケル・ケインが育ったサウス・ロンドンのエレファント&カッスルはギャングの中心地
幼い頃から見てきたよく知っていることが映画として観たことは一度もない
そのリアリティを表現する
作中に描かれる社会状況など真実に近いかたち

高評価で気になっていた作品
やっとやっと観れました
ホッジス監督はフェデリコ・フェリーニが大好きらしい
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