貴婦人修行

花ちりぬの貴婦人修行のレビュー・感想・評価

花ちりぬ(1938年製作の映画)
3.8
安易な切り返しを捨てにいってるので役者の距離は近いわガンガンアングル切り替えていくわで無茶苦茶なリズムになってる。『化粧雪』では舞台上の動作は割らずに演目の様子を直球で撮る倫理観を持ちつつ、ここでは割りまくる…石田民三のこと分からんようになってきた。ガールズトークの甲高さ(のせいか全然聞き取れんかった)で外の異変を有耶無耶にしつつ、男の一声と戸のガタガタ音の暴力性で状況を一変させる、キレキレ。