木彫り

花ちりぬの木彫りのレビュー・感想・評価

花ちりぬ(1938年製作の映画)
5.0
確かに台詞は聞き取れないが、方言の影響なのか歌うように話す芸妓たちが小鳥のようで良かった。画面外から聞こえるお座敷の芸妓たちの騒がしい「きゃ〜」が可愛らしい。方言はリズムやイントネーションが生まれるから歌みたいに聞こえる。
あきらの手紙を繰って読む仕草も本当に良いし、
あきらはずっと後ろ姿が良い。
あきらがしんみりすると、角度を変えたカットが3つ続く。
女の押し合う喧嘩で何よりもすごいと思ったのは外野の見せ方。
喧嘩しているのを台所で見ている空間の広がりが良い。
木彫り

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