花ちりぬに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『花ちりぬ』に投稿された感想・評価

もともとキューカーの『女性たち』が観たかったのだけど、それはどうにも観れなさそうだったから、構造が似てるといわれる『花ちりぬ』を鑑賞。さくっと見ようと思ったら、音声がよく聞き取れず、聞こえても京こと…

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mat9215

mat9215の感想・評価

4.0

はじめての石田民三。いいものを観ました。閉じた空間の中で部屋の行き来の水平運動と、階段の上下運動が組み合わされる。複数の人物の動きが振り付けられる引きのショットを中心に、ここ一番でクロースアップが繰…

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一

一の感想・評価

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ハンパじゃない。自らに課した作劇上の厳格なルール(カメラは舞台となるお茶屋の敷地から決してでない・男の姿は決して映さない)を遵守しながら、徐々に迫ってくる幕末の内戦(戦争はもちろん男が始めるのだ)を…

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90分に満たない時間でありながら、キャラクターの個性と撮り方の緻密さで充分満足してしまう。
一度も客は見せず、仲のいい女性同士の間柄については多くは語らず、引きでとても幸せそうな花火でじゃれ合う姿が…

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画面に女性しか出てこずひとつの御屋敷(芸者が働くとこ)からカメラは出ないというむっちゃ実験的な内容で、男の存在は画面の外からの声で表現されている。完全にキューカーの『女性たち』やん!と思いきやキュー…

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flyone

flyoneの感想・評価

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大文字の歴史では周縁部にすぎない市井の人々を通して、ある時代の混乱を描く手つきはこれまで観てきた、たとえば『むかしの歌』のような作品にも通じる。
『花ちりぬ』では、男性が画面外に追いやられることで、…

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今話題の芸妓さん・舞妓さんのお話。
明日私は誰かのカノジョ
の方が正直面白い。

✔『花ちりぬ』(4.1p)及び『むかしの歌』(4.2p)▶️▶️

 石田民三はずっと忘れられててここ何年か再発見されたと、知人に言われ、少し驚いた。少なくともこの半世紀、50年近くは不動の名匠とし…

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kinomi

kinomiの感想・評価

3.9

限られた空間で女性たちの会話の応酬が続く一夜。
まるで流れるようなワンカットのような錯覚。
和装で階段を昇降する運動に外へ溢れ出すエネルギーを感じる。
どんな状況下でも楽しそうに戯れあう女性たちを観…

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tmr0420

tmr0420の感想・評価

4.5

びっくりするほどコンセプチュアル。まさかの男が一回も映らない花街映画。カメラは置屋から出ず、切り返しも一切使わない。演劇的になりそうなところ、あらゆる角度にカメラ置いて関西弁のグルーヴと呼応するリズ…

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