ChinaHiranuma

放浪三昧のChinaHiranumaのレビュー・感想・評価

放浪三昧(1928年製作の映画)
-
放浪三昧という題の呑気なイメージからはほど遠い悲しみの父子二人旅、だが全体的に明朗な趣きで面白い、現存箇所がよかったとかそういう問題なのか30分削れてても自然にまとまってる。千恵蔵(ハンサム)が酒の席で身振り手振り出来事を語るシーンとその回想シーンとのつなぎ方が動きで合わせたり高速パンで戻ったりと楽しい工夫。近藤勇役の成松和一という役者の顔が近藤勇より近藤勇だ。敵討ち終えて逃げたあとの父と子の会話シーンがいいそこから二人の放浪三昧が始まるんだなどうか幸せにな。
ChinaHiranuma

ChinaHiranuma