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スペースバンパイアのcamusonのレビュー・感想・評価

スペースバンパイア(1985年製作の映画)
3.2
宇宙を舞台にした壮大なSFで、
すぐに引き込まれ、ワクワクしながら見ました。
荘厳なオーケストラによる音楽が素晴らしく、
時代を感じさせますが、これぞ映画音楽という感じです。

吸血コウモリ型の宇宙船が地球を襲うという、
考えようによっては斬新なアイデアです。
巨大な宇宙船という機械と、
コウモリの羽のような生物の器官を融合させる発想には先進性を感じます。

ですが、お話しの方は、次第にグダグダに成っていき、
いつのまにかありがちなゾンビ映画になり、
SFとしての必然性がなくなりオカルトティックに。
終わり方もあまりカタルシスが得られるものではありませんでした。

宇宙人役のマチルダ・メイ(当時19歳)が、
地球人女性の全裸姿で宇宙船内を徘徊したりするのですが、
均整が取れた美しい肢体で、生活臭がなく、
ある意味、宇宙人的で、あまりエロくはないかもです。
そちらを期待する向きのある紳士の方々には、
約10年後、マチルダ・メイが主演をつとめるスペイン映画
「おっぱいとお月さま」をおすすめします。
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