二転三転する結末の読めないストーリー構成が良い。
フィンチャーらしいダークな映像と過去の思い出のフラッシュバックが、現在進行形の日常と、同時進行で展開するゲームに暗い影を落とし、ドキドキ感が続く。
ただし少し立ち止まり過ぎな場面があったのと、無理がありすぎると思ってしまうと少しモヤモヤ感が残るかも。
ジェファーソン・エアプレインのホワイト・ラビットの使い方が巧い。
本作の魅力は現実とゲームの境目がわからないところなので、この曲の歌詞と曲調がピッタリ。
アリスのように不思議の国に迷い込んだような感覚を味わえる作品。