このレビューはネタバレを含みます
弟からの誕生日プレゼントでCRS社の行うゲームに参加することになった主人公の銀行役員が現実とゲームを混同していくサスペンス
長い時間ながらもあまり中弛みを感じずハラハラして鑑賞できた
主人公が巻き込まれているのはゲームなのか事件なのかというほど危機に遭う中で主人公の人生観が変わっていく
内容的には普通に犯罪だし最後の流れでこれが全部ゲームでしたで終わるのは無理がある
しかしここまでハッピーエンドのサスペンスも珍しく、映画だからこその緩急は嫌いじゃなかった
ゲームの開催目的が「人を変えること」であるが、人格矯正を会社ぐるみでやってるという洗脳が怖くも感じる
結局鍵の使用が少なかったり最後の拳銃のシーンの解説がないのがデヴィット・フィンチャーからしたら珍しい詰めの甘さだったなとも感じるが、ハラハラできたしゲームというデウス・エクス・マキナを用いた楽しいどんでん返しで普通に楽しむ分には十分楽しめた