バンバンビガロ

若き日のリンカンのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

若き日のリンカン(1939年製作の映画)
3.0
タイトル通り若き日のリンカーンを描く伝記映画なのだが、史実を忠実に追うタイプの映画ではなく、なにがしかの偉業を成し遂げたり、非凡な才能を発揮したりするということもなく、ただ駆け出しの若い弁護士が一つの小さな事件を解決するというだけの極めて小規模ながらも誠実な映画である。
映画全体はコメディタッチの軽快な作品であるのだがヘンリー・フォンダの演じるリンカーンはそこはかとない孤独と哀愁を漂わせるところがあって、それは恋人と死に別れ弁護士になることを決意するという作品にとって重要な場面が序盤に配置されているという構成からくるものだと感じた。
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