昼寝

若き日のリンカンの昼寝のレビュー・感想・評価

若き日のリンカン(1939年製作の映画)
4.5
ヘンリー・フォンダアイドル映画。抜群のスタイルを見せてくれる。奇抜な座り方をスタンダードサイズの画面にぴったり収める撮影も最高。実際の彼がどうだったかとか全然知らないが、リンカーンは半分ペテン師みたいな食えない男だった。弁護士になった途端ほとんど恫喝のような形で揉め事を解決したり、裁判では検事側の証人の名前を中傷したりヤバすぎる。冒頭でアンの墓前に座り込む彼の背後には流氷が流れ、最後に高台で被告人家族と別れる彼の背後には巨大な雲が異様なスピードで流れる、リンカーンの背後で常に何かが蠢いている。
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