やっぱり京極堂シリーズ愛好家としは、観ない訳にはいきますまい
…例えそれに、どんな仕打ちをされるか判っているとしても…
シリーズの中で最初に読んだのがこの「魍魎の匣」ですし、「故獲鳥の夏」を最初に読んでたらここまでハマったかなぁ?と思えるほどには何度も読み返しています。
冒頭の旧仮名遣いの作品で、一撃必殺されました(笑)
あの不気味な小説を読むだけでも、結構お腹いっぱい
それだけに、主な登場人物のキャラクターやストーリーもほぼ完璧に入ってるので、映画は別モノだ!と割り切って観よう!と覚悟はしていたのですが・・・
なんで榎さんと久保が顔見知りなの?!
なんで鳥ちゃんが関口センセより、チビで不細工なんだっ?!
嗚呼、もう京極堂に至っては違う人だしぃぃ
と初めからツッコミの連続。。。次から次へと原作からズレていく展開に、頭を必死に軌道修正しながら観るのに苦労しました。
それにしても美馬坂研究所デカっ
ソレってもう要塞のレベルぢゃなくね?
しかも同時に2人分動かせるようにヴァージョンアップしてるし(笑)
(↑元ネタを知らない方にはなんのこっちゃの文章ですね・・・)
反対に妙に原作に忠実なセリフとかがあると、おおっ!そこで来たか!!みたいな変な感動が(笑)
ラストも強引に雪絵さんにあの台詞を言わせてましたから…アンタが見たんかいっ?!
そりゃもう「ブレラン」と「電気羊」くらい違ってて、それはそれで、楽しめた♪と喜ぶべきなのでしょうか?