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陽気な中尉さんのkazu1961のレビュー・感想・評価

陽気な中尉さん(1931年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-249 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋どうしていつもこんなキュートな作品が作れるんでしょう!!エルンスト・ルビッチ監督の作品はヨーロッパらしくソフィスティケートされているのにとても優しくて可愛らしくて。。。私の敬愛する淀川長治先生が繰り返し“面白い!!”と言われていた作品。ストーリー展開もそうですが、その美術や音楽、そして俳優陣の演技全てが可愛らしくて、ずっと微笑みながら観てしまえる作品です!!

🖋 遊び好きのイケメン中尉がヴァイオリン弾きの女性と大公の姫君の2人と巻き起こすいわゆる三角関係を描いた作品なのに、能天気な明るさと優しさでいっぱいのミュージカル風コメディ!!舞台がウィーン、その享楽的な楽しさと王室の贅沢さを背景に、ワルツをモチーフにしてミュージカル風に描いているので楽しさ倍増です!

🖋さらに俳優陣が素晴らしく、特に女優二人、ヴァイオリン奏者のクローデット・コルベールと、王女様役のミリアム・ホプキンスが本当に素晴らしい!!この2人のクライマックスの掛け合いは最高ですね。

🖋そしてラストのホプキンスが髪を切ってボブにし、最新モードの下着や服に替えたりして、くわえ煙草でピアノを軽快に弾いてるシーンにはもう当時でいうとかなり攻めた描写なんでしょうね、ハートにぐさりと来ました(笑)!

😊Story:(参考: yahoo movies )
借金しながらでも女性と遊ぶウィーンの中尉(モーリス・シュヴァリエ)が、友人が好きになったバイオリニスト(クローデット・コルベール)と恋に。ある日隣国の王女(ミリアム・ホプキンス)の警備中、彼女にしたウィンクが王女へのものと勘違いされてほれられ、結婚することに

🔸Database🔸
・邦題 :『陽気な中尉さん』
・原題 :『The Smiling Lieutenant』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1931
・日本公開 : 1931/11
・上映時間 : 88分
・受賞 : ※※※
・監督 : エルンスト・ルビッチ
・脚本 : エルネスト・ヴァイダ、サムソン・ラファエルソン
・原作 : ハンス・ミュラー、 Nux der Prinzgemahl (1905)、レオポールド・ジャコブソン、フェリックス・ドルマン、オスカー・ストラウス『ワルツの夢』
・撮影 : ジョージ・J・フォルシー
・音楽 : クリフォード・グレイ、オスカー・ストラウス
・出演 : モーリス・シュヴァリエ、クローデット・コルベール、ミリアム・ホプキンス、チャーリー・ラグルス

🔸Overview (参考:映画. com )🔸
「ラヴ・パレイド」「モンテカルロ」に次ぐエルンスト・ルビッチ監督作品で、レオポールト・ヤコブソン、フェリックス・ドルマン合作の「ワルツの夢」及びハンス・ミュラー作の小説に基づいてエルネスト・ヴァイダとムソン・ラファエルソンが共同して脚色し、「踊り子夫人」「名門芸術」のジョージ・フォルシーが撮影した。作詞及び作曲は「ラヴ・パレイド」と同じくクリフォード・グレイ、オスカー・ストラウスがそれぞれ担当している。主役は「ラヴ・パレイド」「巴里選手」のモーリス・シュヴァリエが演じ、「彼女の名誉」「屠殺者(1930)」のクローデット・コルベール、「彼女の名誉」「女は真っ平(1931)」のチャールズ・ラグルズ、舞台から来たミリアム・ホプキンス、「三太郎大西洋横断」のジョージ・バービア等が助演している。
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