言葉を失いました。
テリーの生き方はもちろんのこと、10歳にも満たなさそうな少年たちが、こましゃくれた雰囲気でマリファナやタバコを吸っているシーンに…。
今作はフィクションにしたものの、写真家だったクラーク監督だけに、きっと実在する世界を描いたのでしょう。青二才の少年少女たち…。でも大人にこそ大きな責任がありますね。
確かに映像の構図なんかは写真のようで、アーティスティックに感じました。しかし今作が好きかと問われたならば、「はい」とは答えられません。
公開当時はHIVやエイズに対する知識が乏しかった時代。この作品がわずかでも、HIV感染予防への啓発になったはず…と信じたいものです。