初イエジー・スコリモフスキ監督。
ジャン=ピエール・レオがポルシェに乗るの巻でおもいきりヌーヴェル・ヴァーグだった。トリュフォー監督ではないのに、ドワネルシリーズのアントワーヌではないかと思うほど、車と女の子に恋をしたレオ。
恋するレオが素で笑っていて、美青年だと気づいた。
車に詳しい方は楽しいかも。
マスタング、バン型のシトロエン、
初めてみるクライスラーのsimcaがあった。
昔日本でも販売していたオースティンは展示台の上で半分に切られ、レオと彼女がそれぞれに乗っていた。近づいたり、離れたりの美しいシーン。
いちばん気に入ったのは映写機のフィルムが燃えていくところ。ポーランドの監督がブリュッセルで撮ったおしゃれな映像にジャズ。
レオはポルシェでレースに出たいけれど、車がない。「勝手にしやがれ」のベルモンドに頼めばいくらでも車を調達してくれそう、なんて思ったりw
車狂のレオが女性をきっかけに大人になっていく話。やっぱりドワネルシリーズのアントワーヌだ。