スリ(掏摸)の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『スリ(掏摸)』に投稿された感想・評価

本作の主人公,ミシェルの精神は、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公,ラスコーリニコフそのものでした。

その隠喩を楽しめるのも、小説を読んだからに他なりません。

本当のスリ師が伝授したと言う、端…

>>続きを読む

顔を画角に入れない撮り方は『たぶん悪魔が』でも取られていた。
顔が映らないと、そのシーンからは感情が排除されて、画面内で繰り広げられる行為そのものにフォーカスが当たる。
だからこちらも自然と集中する…

>>続きを読む
官能的な手が主役の映画

「オー、ジャンヌ」って情熱的な台詞、フランス映画ならではだな、、

主人公の倫理観がドストエフスキーの『罪と罰』を彷彿とさせる
Supernova

Supernovaの感想・評価

3.7

去年見たのにもう1ミリも内容が思い出せないからまた見た。

なぜ主人公はカフェで警察に接触したの?
独善的な正義感からくる驕り?

話自体は面白いが、主人公が挙動不審かつ視線が泳ぎすぎていて、とても…

>>続きを読む
高野順

高野順の感想・評価

4.2
 事件は画面外で起こる。彼の神経質な眼の動き、足音の強弱によって何かが起こり始めたことを認識する。こちら側から向かって画面の右斜め下辺りを彼が見つめるシーンが多い。バスの演出の反復らしきシーン。
WAKAMIYA

WAKAMIYAの感想・評価

3.9
情報量の少なさが際立たせる
滑らかなスリのリレー

手書きのイメージがゴダールと重なる
とうじ

とうじの感想・評価

5.0

ブレッソンの映画は、「白夜」が死ぬほど刺さって(あれはほんまにやばい。原作も好き。)、「ラルジャン」と「田舎司祭の日記」は心から大好きで、「バルタザール」と「少女ムシェット」は、成功か失敗かに関わら…

>>続きを読む
Uえい

Uえいの感想・評価

3.6

タイトルそのまんまスリの映画なんだけど、これが面白く見れてしまってびっくり。スリという行為もスリリングだし、繰り返してしまう男の心理にも同情してしまう。少しカウリスマキへの影響も感じた。

ミシェル…

>>続きを読む
HAL

HALの感想・評価

5.0

 『ラルジャン』に続いて『スリ』を観た。ロベール・ブレッソンが「手」を撮る映画作家だというのはよくわかった。「うかつだった」と言いながらも刑事に近づいていったりする主人公、ナレーションが自分の行為に…

>>続きを読む

ロベールブレッソン鑑賞一作目

いっぱいスっていくシーンがすごい。どうやって撮ってんねんって思っちゃう。なんか映像技法のお手本ですみたいな感じ。
映画全体の雰囲気がずっと暗くて長く感じちゃった。
ヒ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事