『異邦人』的『罪と罰』の感じがしました、何対何かはわからないけど。
内面が無機質的に表されていて、あれが人間の真理なのかなぁーと。
始めと最後の競馬場。
ほんとに遠回りしてるよなー、でも遠回り…
このレビューはネタバレを含みます
TUTAYAレンタル
静かに黙々とスリをこなす男の日常
主人公に惜しみなく
手ほどきする男の姿は魅惑的だったけど
特に感情揺さぶられるものもなく
でももう少し歳を重ねてから改めて観たら感じるものもあ…
実際のスリのシーンはなかなか手慣れている風で、観るものをハラハラさせるシーンで面白い映像。しかしストーリーはやっぱあれだな。なかなかクセの強い作品だったので印象深いかといわれるとちょっと微妙。
こう…
『ファースト・マン』でチャゼルが引用したロベールブレッソンの名作。スリに取り憑かれた主人公は感情を表に出さないばかりか殆ど喋らない。自身のナレーションによって状況を手短に説明するのみ。抑制的でシャー…
>>続きを読む【クレプトマニアの男の精神】
ロベール・ブレッソンの作品は音楽がほとんどないから、ついつい睡魔に襲われてしまう。ちゃんと見たいだけれど、何だろう、段々夢心地になってボーッとしてしまう。76分の作品だ…
「抵抗 死刑囚の手記より」的なものを期待していたら肩透かし。しょぼい犯罪にパッとしない主人公、全体的になんだか冴えない。まあ、退屈するほどではなかったのだけど。ただ、恋愛物として着地してしまったラス…
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