1959年公開。
ロベール・ブレッソンが監督。
ドキュメンタリータッチのように感情表現をおさえ、クローズアップの手元などを追うキャメラで緊張感を持続させる。
主人公のナレーションがあるために内容が…
話はドストエフスキー『罪と罰』のように「犯罪=正義だ」と主人公が謎の持論で一線超えてしまうやつです
ヒッチコックの『ロープ』でもナルシスト気味の主人公が「優れた人間は人を裁く(罪を犯す)権利がある…
チームプレイでのスリのシーンはスタイリッシュで圧巻だった。
しかしどう考えてもヒロインがラストに至るまでに主人公に想い入れる経緯が見当たらない。
確かに当時のトレンドとして、主人公が「クールな捻くれ…
レンタルにて。
ジャケとあらすじに惹かれて借りたが、映画としてはどうなのか。
スリの手際とヒロインの美しさは特筆ものだが、
主人公の動機が不明瞭(スリル?)かつカッコつけすぎで鼻につく。
尺は短…
このレビューはネタバレを含みます
ニートが仕事もせんと言い訳ばかりして盗みを繰り返しているようにしか見えない。
彼の持論は、優れた能力を持つ者は軽い犯罪は許されるというもの。
意味不明だ。
要するに彼の言うことは、自分の持つス…
【スリから生まれる快楽】53点
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監督:ロベール・ブレッソン
製作国:フランス
ジャンル:犯罪
収録時間:76分
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発掘良品第39弾
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スリ行為に魅せられた青年のお話。
万引きが止められない人の大半は、商品が欲しくてやり続けてしまうのではなくて、万引きという行為そのものにある種の快楽を覚えてしまっているが故に依存症のような形になっ…