原題『Pickpocket』(1959)
監督・脚本 : ロベール・ブレッソン
撮影 : レオンス・アンリ・ビュレル
編集 : レイモン・ラミー
音楽 : ジャン=バティスト・リュリ
出演 : マ…
今まで観てきたどの映画とも違う感覚でどう思ったらいいのか困惑する感じがあった。淡々とシーンは続いて行くけど、鮮やかにミニマルでなんか観れちゃう、観れちゃうけどどうなのという感情はあまりみえてこない不…
>>続きを読む気になってたロベール・ブレッソン監督作品。スリ(掏摸)にのめり込んでいく青年の"行為"を淡々と描く。
マジシャンさながらの繊細な手つき、流れるような一連の動作から得られる映像的快楽と満点のスリル!…
愛に気づくまでの男の物語。
罪と罰の主人公と似ている点多々あり、ああいったようなラストになるかと思ったら、もっと身近なテーマに帰着したので、すごく考えさせられる作品になった。初ブレッソンだったので…
こんなに手をカッコよく撮れる監督他におるかね… スリ行為とブレッソン演出の相性の良さね そしてジャンヌのお顔が美人すぎて集中できない 列車での連携プレーと手錠かけられるシーンの映画的快楽がすごくて頭…
>>続きを読むスリにのめり込む男を描いた、フランスのロベールブレッソン監督作品。
綱渡りな犯罪行為にのめり込む姿を通して、その一階層下、男が抱える孤独と虚無感のレイヤーを映し出す。
「世界には、犯罪行為も許される…
「行くな」
「行くよ」
「行きたきゃ行け」
最短距離すぎる。
「うんざりだー!」
「落ち着きなさい」
激情的な発作の場面は避けること。
「怪しまれないように」
彼は立ち姿が生得的に怪しい。
昨…