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スリ(掏摸)のレのレビュー・感想・評価

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)
3.4
①当時はそれが新鮮だったのかもしれないが、内面をモノローグや日記で説明しながら進むのがダルい上、キリスト教圏のこういう文学的なテーゼ(罪の意識や信仰との葛藤を描く教養小説めいたやつ)は今べつに有効じゃないし幼稚だとすら感じる

②なーんか女が都合よすぎませんか?
いろいろあったけど女の赦しを得て大丈夫になりました、みたいな……

③鑑賞中、これは映画でなく文学でやるべきことだというストレスが強く、マリカグリーンの美しさやスリのシーンの不思議な滑らかさだけでは相殺できず、、

わかったよ、ジャンヌ。俺達も絶対にこのタイト・ロープからはおっこちないようにする。誓うよ。
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