原作徳永直作の庶民階層の働けど働けど楽にならずの一家の子供の進路問題を真正面から提起した成瀬巳喜男監督のヒューマンドラマの傑作。画面の暗さは、裸電球時代のリアル感でプロレタリア文学の雰囲気がたっぷり…
>>続きを読む一人の男が決心するおはなし。
でんぐり返し、でんぐり返し、でんぐり返し、、、
日本学生支援機構から「これ以上成績低くなったら、奨学金止めます」通知を受け、「これ以上低くなる成績がないw」などと…
男子がたくさん出てくるので成瀬の作品の中では珍しいのかも?前向きに生きる一家の話だが、その後世界は世界大戦に向かっていることを考えると、最後のでんぐり返りがなんとも悲しくて不気味だ。
男がいかに働…
長男が22歳であることも含めて、自分と境遇を重ねずにいられない。
日本家屋の空間の広がりと、視線の合わない彼等を結びつける飯(長男は飯を家で食べない)。
ラストのでんぐり返しには、カサヴェテスを感じ…