ダイナ

マネーボールのダイナのレビュー・感想・評価

マネーボール(2011年製作の映画)
3.8
スター選手が移籍し資金不足に悩むアスレチックスのスカウトがとある出会いから客観的統計評価方法「セイバーメトリクス」を知り、それを用いてチームを建て直す様子を描く実話に基づいたヒューマンドラマ。

ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマンにクリス・プラットと結構俳優陣が豪華なものの雰囲気は全体的に地味で、試合シーンは少なく屋内での調査や会話・交渉がメインなので映像的には淡白なものの、球団と選手間、家族関係で見せるドラマの繊細さは見応えあり。お菓子頬張ったり悩んだりキレたりはしゃいだり葛藤したりするブラピの存在感が良いですね。

選手の家庭は度外視して辞令を通達しなければいけない場面が何度もやってくる非情な世界。しかし、鑑賞後には数字の重要性と一緒に、感情的になる人間味にも寄り添ってくれているような優しさを感じます。
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