やきうどん

マネーボールのやきうどんのレビュー・感想・評価

マネーボール(2011年製作の映画)
2.6
野球は高額年俸を稼げるチームスポーツで一番運の要素が影響すると思っているので、このマネー・ボールをあまり野球を知らない人が見て勘違いしてほしくないとは思う。送りバントや盗塁が絶対に無駄とかありえない。特に盗塁。状況次第、選手次第。相手の送りバントを必ず一塁に投げろってのは賛成。埋もれていた指標を用いたデータ活用の先駆けにはなったかもしれないし、他の金満チームも真似しだした部分もあるかもだけど、単純に金を渋るオーナーのチームは勝てない。

アスレチックスがこの後黄金時代を築けたかと言えばそうではなく、最近でもロイヤルズやナショナルズとか、数年前まで100敗してたオリオールズやレンジャースが地区優勝したとか世界一なったとかいくらでもサクセスストーリー的なケースはある。そもそも前年地区優勝したチームなので主力(今年で言えば大山抜けて原口使った様な感じかな)が数人抜けてもチームに地力はあったはずで、そこまで快挙ではないと思う。そこそこピッチャー揃ってないと地区優勝なんか出来ないって。ジャイアンツの5年で3回世界一の方がよっぽど凄いし映画化して欲しい位。
若大将スウィーニーの登場は嬉しかった。

野球とは結果論で、試合が終わったりシーズンが終ってから、いろいろな数字を見てああでもないこうでもないって考えるのが楽しい唯一無二のスポーツであって、その部分にこのマネー・ボールの顛末が上手くはまっただけで、後付け感が否めない。
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