このレビューはネタバレを含みます
歴史の中に新しい風を呼び込む事は容易じゃない。
それも、"経験"と"知識"を否定するようなものなら尚更。
そもそもそ呼び込もうという発想にすら辿り着けない。
主人公は野球という歴史と文化のあるものの中で、困難な環境下で無理難題を覆すための工夫を惜しまず、決して保身に走らず、そして挑戦した。
個人的な勝ちへの執念から。
最終的に自分では結果を出し切ることはできなかったものの(実話なので今はどうか知らない)、彼の発想が正しかったことは他所で証明された。
まじで凄い。
個人的にはどうしても自分で結果を出すことにこだわる所にとても好感を持てた。(娘さんのこともあっただろうけど)
あれはスポーツをやってる人間あるあるだと思う。
明確な勝ち負けのあるものの中では、勝ちは絶対的。勝ちこそ全て。
それも自分でもぎ取ったものなればこそ。
勝つまで満足することはないし、辞めれない。
決してたやすい道のりではないだろうけれども、生きてるなぁ、と思う。
仕事を投げ出したくなった時には良いかもしれないこの映画。
周りがどうあれ、自分は自分でやりきって良いのだ。