Jeffrey

スタッフのJeffreyのレビュー・感想・評価

スタッフ(1975年製作の映画)
2.5
「スタッフ(下働き)」

冒頭、18歳の青年。ファッション関係の裏方の仕事、黒魔術の話、煙草の爆発、オペラの仕立屋、芸術の魔法、復讐心、嫉妬、口論、幻想、悪意、非難。今、ロメクの日常が映される…本作は、前作の「初恋」からおよそ2年後に作られたクシシュトフ・キェシロフスキ監督のテレビ映画67分で、この度ボックスの特典DVDに入っていたものを初鑑賞した。前作はドキュメンタリー映画だったが今回は劇映画だ。タイトル通りにファッション関係の下働きをする人々の職場風景や会話から読み取れる環境状況、生活いざこざ等が垣間見れる作風になっている。 主人公のロメクは、芸術の魔法に魅了される敏感で正直な青年で、オペラの仕立て屋としての仕事を見つけ舞台裏の現実、つまり口論やささいな嫉妬、復讐心、そして腐敗に直面した彼の幻想は、すぐに打ち砕かれていく。パフォーマーの1人の悪意によって仲間の仕立て屋が解雇され、ロメクは彼の友人を非難する選択に直面する…と簡単に物語を話すとこんな感じである。
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