Xavier

小さな命が呼ぶときのXavierのレビュー・感想・評価

小さな命が呼ぶとき(2010年製作の映画)
4.0
ジョンは全てを投げうってでも、子供たちの命を救いたかった…
オレゴン州ポートランド出身で、エリートビジネスマンのジョン・クラウリーは
妻のアイリーンと3人の子供、メーガン
パトリック・ジョンと仲良く暮らしている。
ところが、メーガンとパトリックがボンベ病と呼ばれる難病に冒され、余命9年と宣告される。
メーガンが8歳になった頃、ジョンはネブラスカ大学でロバート・ストーンビル
博士に会いに行く。ストーンビルはボンベ病の第一人者で、治療薬の研究を行っていた。ジョンは子供たちの為、全てを捨てストーンビルと製薬会社を設立する
しかし、彼らの前には大きな壁が立ち塞がっていた…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
実話を基に作られた作品。
まずボンベ病とは何か?
ボンベ病は、筋ジストロフィーの一種で
主な症状としては漸進の筋肉の萎縮と筋力の低下、歩行障害、更に重たくなると重度の心筋症を引き起こす病気だ。

ジョンの子供、メーガンとパトリックがこの病だった。
メーガンが呼吸困難となり、死を覚悟したジョンだったが、メーガンの病気に負けないという気力により助かる。
その時、ジョンは決意した。
どんな事になろうとも命を守ると…
そして助けを求めたのが、ストーンビル博士だった。ストーンビルは、ジョンの話を聞くが、治療薬がすぐには出来ないとジョンに伝え、最後の瞬間まで子供たちと過ごせと助言する。しかし最終的にはジョンの熱意に負け、ジョンと共に製薬会社を作り治療薬の研究・開発を行っていく、

ジョンとストーンビルの前には、度々大きな壁が立ち塞がる。
主な事は、研究にかかる莫大な費用、そうお金の問題だった。
そこはジョンが上手く立ち振舞い、何とか捻出していくが、にっちもさっちも上手くいかなくなった2人は研究を大手製薬会社に売り、その難局を越えていく。

全ては子供たちのため…

それは最初から2人が持ち続けた思い…

いろいろぶつかりながら進んでいく2人だったが…

子供たちの笑顔溢れる生活…
病を患う子供達を持つ親の願いだ。
その為なら、労は惜しまない
親とは、そういうもの。

病に負けない子供たちの笑顔に癒されるいい作品でした。
Xavier

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