ひろ

小さな命が呼ぶときのひろのレビュー・感想・評価

小さな命が呼ぶとき(2010年製作の映画)
3.5
製作総指揮ハリソン・フォードにより、実話を基にした小説「小さな命が呼ぶとき」を原作にした、2010年のアメリカ映画

オレゴン州ポートランド出身のジョン・クラウリーが難病に立ち向かった実話を基にしている。感動させようと脚色せず、製薬会社とのリアルなやり取りなどを描いているから、余計感動してしまう。

健気な難病の2人と1人元気な息子もいい子なんだこれが!こんな子供たちのためならパパは鬼にもなって頑張るに決まってるのだ。私利私欲とも言っていい強い気持ちが、薬を作り、結果的に多くの人を救うっていうのは感慨深い。薬の効果が現れるシーンはいいね。

そんな奮闘する父親ジョンを演じたのはブレンダン・フレイザー。こういう思いっきりヒューマンな作品は珍しいし、ヒューマン映画にはマッチョ過ぎないか心配だったが、善人であるよきパパがこれほど似合う男もそういない。

ストーンヒル博士役は製作総指揮も務めるハリソン・フォード。老けてもアクションをやるなど、まだまだ元気なハリソン・フォード。今回はブレンダンがメインではあるが、渋い演技で魅せてます。

子供の頃は病気がちでよく入院していたし、こういう子供の気持ちはけっこう理解できる。この映画では、子供の頃には考えもしてなかった親の気持ちが解るんで、いろいろ考えさせられる作品だったね。
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