YasuhitoArai

夜のたわむれのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

夜のたわむれ(1966年製作の映画)
3.8
マイ・ゼッタリング監督作品。
富裕層の家庭に生まれたヤンは、恋人と共に、かつて少年期に過ごした屋敷での生活を始まるが・・・という話。

撮影も良いし、役者の顔立ちも画面映えして良い。舞台となる屋敷の内装も良い。編集も面白くて、鏡を経由してディゾルブで繋いだり、カメラの光った瞬間に繋いだり、映写機の光で繋いだりと良かった。

国立映画アーカイブ提供の35㎜は、字幕がかなりかすれていて内容が分からない部分が多々あったけど、富裕層の退廃と享楽の感じが凄かった。パーティーで皆が見ている状況で、出産をするという状況からして異様。主人公ヤンの回想が度々入り込むが、ヤンのマザコン具合が凄かった。
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