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学校の怪談のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

学校の怪談(1995年製作の映画)
4.5
『 めぐり来ぬ夏
~ Hello, my friend ~ 』

「お客様っ❗️映画を家で観るならしっかり黒が出せないといけません☝️😳 」こんな風に言って売ってたっけな... 📺 売る側を何年もやって、だから自分が買うときもとことんこだわって。「テクニカの密閉タイプもいいけど、家でしか使わないならこのソニーのオープンエアーの方が抜けがいいな」なんて事言いながらヘッドホン選んだりもしたっけ...🎧🎶

映画を楽しむにしても音楽を楽しむにしても、自分にとっての理想的環境が気付いてみればほとんど整ってる現在(いま)。この状況を中1の頃の自分に見せたなら、さぞかし興奮するに違いない😁 今みたいに恵まれた環境にはなかったその頃の自分。でも、今となんら変わらず、いやむしろ今以上に映画に興奮していた時が確実にあった⁉️🤔いや、絶対あったよな❗️そんな、視聴環境になんか左右されない“映画が持つ本来の力”というのを、こないだ観た『カメラを止めるな!』には思い出させてもらった気がします🙇

さて、この『学校の怪談』という映画。初めて観たのは地元の総合体育館に隣接する武道場。夏休みに800円とかで安く観れる田舎特有の上映イベントですわw😅 で、当然の事ながらその武道場は“いつもは”映画観る場所なんかじゃない。だから、畳に直に座ってみんな体育座りなんかして観た👀 しかも小学生なんか周りにわんさかいる状況💦 だからまあ、走り回ったり、騒いだり🏃💨...

でも、そんな事どうでも良かった❗️
その映画が本当に面白ければそんなの関係なかった‼️

野村宏伸の後ろにテケテケがいれば、みんな「後ろ!後ろ!」って興奮して叫んで、で振り返ってその存在に気付いて女子ばりに叫ぶ野村宏伸を見ては、ゲラゲラとみんなで笑ってたw。゚(*≧∀≦)゚。

なんて、楽しい時間だったんだろう。
今もし“あの頃”に戻れたとして、もうその時と同じ感覚は味わえないんだろうなぁ。それは、あの日あの時あの場所だったからこその感覚。

映画について触れておくと、この90年代の真ん中という時だったからこその絶妙なデジタルとアナログの融合感覚が素晴らしい✨ ホント見せ物として今観ても十分に面白い作品だと思うし、子供騙しなんかじゃなく大人もしっかり楽しめる娯楽ホラーになってる❗️だからこそ親子で観るのに最適なバランス。なのに内容的には安易な“定番”に走ってない意欲的な特撮の数々。そして、いい意味で無駄とも言える程に凝ってるクリーチャー😱

「あの時は子供だったから」...
大人になった今観たら、そう感じるかもしれないって思ったけど、そんな事は無かった❗️やっぱり「面白い作品はいつ観ても面白いんだ‼️」そう改めて感じさせてくれる作品でした😃

あの夏の日はもうめぐってはこない...
その事をわかっているからこそ、胸に去来する想い。この映画にはそんな、あの頃感じた “恋(いと)しさとせつなさと心強さと” がたっくさん詰まっていると思います✨🐼💕


“Hello, my friend”

Hello, my friend
君に恋した夏があったね
みじかくて 気まぐれな夏だった
Destiny 君はとっくに知っていたよね
戻れない安らぎもあることを Ah.....

悲しくて 悲しくて 帰り道探した
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて

僕が生き急ぐときには
そっとたしなめておくれよ

悲しくて 悲しくて 君の名を呼んでも
めぐり来ぬ あの夏の日 君を失くしてから
淋しくて 淋しくて 君のことを想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて
悲しくて 悲しくて 君のこと想うよ
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて 

Song by. Yuming
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