レンブラントの夜警のadeamのレビュー・感想・評価

鬼才ピーター・グリーナウェイがオランダの画家レンブラントを題材にしたミステリードラマ。
レンブラントが市警団の依頼を受けて描いた名画"夜警"の裏に隠された市警団の闇を明かそうとする物語です。
絵画のように緻密な計算で被写体が配置された画面構成をステージと客席のような距離感で見せるグリーナウェイらしい画作りが、今作ではテーマと直接的にリンクして観賞する楽しさが味わえました。
ただ話の運びは冗長で、特に絵が仕上がるまでの前半はもう少しテンポ良く進めても良かったと思いました。