鍋レモン

12モンキーズの鍋レモンのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
3.2
⚪概要とあらすじ
「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムがブルース・ウィリス主演で描いたSFサスペンス。

謎のウィルスによって人類のほとんどが死滅した近未来。生き残った人々は汚染された地上を捨て、地下での生活を余儀なくされていた。科学者たちは1996年にウイルスをばら撒いたとされる集団「12モンキーズ」について探るため、服役中の囚人ジェームズ・コールを過去の世界へと送り込む。誤って1990年にたどり着いたコールは不審な言動から逮捕され、精神科医キャサリンの立ち会いのもと精神病院に収容される。そこでジェフリーという若い患者に出会い、彼の助けを借りて脱出を図るが……。

⚪キャッチコピーとセリフ
“み・ん・な・消・え・る”

「救済保険業よ」

⚪感想
SFサスペンス作品。

かなり癖強めな作品。

言葉を話しているのに上手く理解できないというか異国の言語みたいな話し方。

『ラ・ジュテ』にインスパイア。改めて観返したくなった。個人的にはどちらも少し苦手。

よく聞くあの音楽は今作の音楽だったのね。

登場人物の精神が不安定すぎて観ているこっちが頭がおかしくなりそう。

印象に残ったのがブラッド・ピット。
普通にガチでイカれてる。演技だと思えないぐらいの迫力。
両目が反対に動くの含めて演技?
まくし立てる感じや落ち着きのない挙動、度々繰り返される不気味な行動などが相まって本当に怖い。
顔がかっこいいのにこんなに気味の悪さに感情が持ってかれることあるか。

ブルース・ウィリスはほぼ全裸のシーンが多くて可哀想。
刑務所での唾液ダラダラシーンはちょっと引く。

伏線というか物語の繋がりがあるけどほぼ情報過多。

展開はよめるところもあったりなかったり。

内容は好きだから別の監督でリメイクして欲しい。クリストファー・ノーランとか。



⚪以下ネタバレ



冒頭のシーンがラストに来る仕組み好き。
過去ではなくてこれから起きることで、男の子はただ見ていただけって言うのが何となく想像ついた。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)

ジェームズ・コールは、ウイルスによって全人類の99%が死滅し、生き残った人類も暗闇の地下に住むことを余儀なくされている2035年の未来からやってきた。犯罪者として服役中の彼が特赦を条件に与えられた任務は、ウイルスを散布したとされる「12モンキーズ」と名乗る団体を探り、ワクチンを作るために必要となる純粋なウイルスのありかを突き止め、それを入手することだった。

元々1996年に行く予定だったがタイムマシンの故障により1990年に到着した彼は逮捕され、精神病院送りとなる。そこで出会ったのが、患者仲間のジェフリー・ゴインズと精神科医キャサリン・ライリー。キャサリンはジェームズを妄想癖だと診断した。

その後、一度未来に戻り、1996年にやってきたジェームズは、再びキャサリンの前に現れる。強引にキャサリンの助けを借りて正気を保とうとしながら、ジェームズは12モンキーズの正体をあばこうと懸命の調査を続ける。そして細菌学者ドクター・ゴインズの息子であるジェフリー・ゴインズが12モンキーズのリーダーであることを突き止め、接触する。ジェフリーは、かつてジェームズが話したことを元にウイルス散布の計画を思いついたと打ち明け、ジェームズはますます混乱する。事態が進展するにつれ次第にキャサリンがジェームズの言うことを信じるようになると、今度はジェームズが自らの未来での記憶を疑い始めた。そして1996年12月、いよいよウイルスが撒かれるその日がやってきた。

ジェームズとキャサリンはその日、12モンキーズはウイルス散布とは無関係だったことを知り、喜ぶ。しかしそれもつかの間、2人は空港でドクター・ゴインズの部下である真犯人ドクター・ピータースを発見する。ジェームズはウイルス原株入手の任務を無視し、ウイルス散布の歴史を変えようと警備員の制止を振り切ってドクター・ピータースに銃を向けるが、警官に射殺されてしまう。倒れたジェームズに駆け寄るキャサリン。ジェームズは薄れ行く意識の中、おぼろげな記憶にずっと残っていた自分の眼前で射殺される男が、この日現場に居合わせた幼い頃の自分が目撃していた自分自身だったと知る。息を引き取るジェームズを涙ながらに看取ったキャサリンは、生前のジェームズの話から近くで事態を見つめる少年時代のジェームズを発見し、悲しみの中で微笑む。

ドクター・ピータースは飛行機に乗り込み、人類の終わりは近いと語る。しかしその隣には、ジェームズを送り出した未来の科学者が、「救済保険業」として座っていた。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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