まつぼっくりん

12モンキーズのまつぼっくりんのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.0
多数が信じることが真実なのか、そう考えさせられるタイプトラベル映画

ストーリーをざっくり言うと、ウィルスによって人類の大半が絶滅した未来から、過去にタイプスリップしてウィルスを起源を調査する内容。未来のディストピア世界観がジャンクヘッドとマッドゴッドに似ていて好きな設定。

今作の印象に残った点は、過去に戻って未来の話をしても信じてもらえず、病気と思われてしまうところ。多数が信じることが真実なのかというセリフがあったけど、実際の歴史でガリレオが浮かんだ。1人だけが真実をしっていても、答え合わせするのは先でしか分からないので、判断の難しさも感じる。あまりにも信じてもらえないので、主人公がマジで自分が病気と思ってしまうのが面白い。

個人的にはタイムスリップすると精神的に負荷がかかる仕組みなんじゃないかなと思った。だから、精神的に強い主人公が選ばれたんじゃないかな

あと、ブラピの演技が凄い。目の焦点があってないし、挙動もおかしい。正直、ブルースウィルスを完全に喰っている。