えりみ

12モンキーズのえりみのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.2
WOWOWで改めて。
過去にも何度かみているはずなのに覚えてないもんだなぁ~と思いました。
覚えていたのは、冒頭の動物が支配する地上のシーンと「12モンキーズ」のマークだけという(^^;)ポスターではBウィリスがターミネーター!?と思うような描かれかたですが、過去に飛ばされるのが同じなだけで設定は人間デス(^^)
テーマソングといえるBGMは日本のドラマなどでよく使われています(今回初めて気づきましたが)。エンディングに「What a Wonderful World」をもってくるあたりも痺れる♪
スチームパンクっぽい未来造型は今みてもなかなか、独特の美術セット。
1990年、1996年、21世紀?、第一次世界大戦下に次々時間移動します。行きはそこそこ描写されますけど帰りはパッと消えちゃうだけなのでギミック好きには肩透かし食うかもしれません。ちなみに装置の精度はあんまり高くないみたいです(その割にホセはピンポイントで送り込まれてくる)w

フラッシュバックで出てくる謎の記憶の断片が物語が進むにつれてどんどん明らかになっていくのが気持ちイイ。昔は難解なイメージありましたけど、沢山映画もみて大人になったせいか比較的分かりやすい親切設計w

マデリン・ストウ、別嬪さんなのに最近あまりみません。「ワンス・アンド・フォーエバー」では気丈な奥さんを好演してたんですが。今回は黒のストッキングに黒のミニスカートがセクシー(*゚ー゚)

SFのふりした社会風刺映画のような気もします。「精神医学は現代の宗教ね」とか。
ヒッチコックの「めまい」も「鳥」もちゃんと観たことないし、インスパイアされたとクレジットにあった「ラ・ジュテ」なる映画も知らないので、もっと奥が深いのかも。
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