ヒュー

12モンキーズのヒューのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
3.9
危険なウイルスによって50億人以上が死亡した地球。そのウイルスの放出を食い止めるべく、ミッションに選ばれた囚人がいた。果たして地球を救えるのか。そして"12モンキーズ"とは…。

どこか怪しげな音楽に円を描いた12匹の赤い猿と異様な匂いを漂わせるオープニングから荒廃した近未来。更には繰り返し映し出される。回想シーン。SF好きには堪らない始まり方ですね。そしてジェーズコールがタイムトラベルで1990年に行き、その先で出会う狂気じみたゴインズというキャラと出会うんだけどそれを演じてるのがブラピという衝撃よ。マジで今じゃ絶対考えられないような役でした(笑)。
今作はSFの王道と言われており設定等は確かに王道ですが、ここまで脚本が緻密に練られたSFは中々お目にかかれない気がします。適度に理解が追いつかない(いわゆるノーラン作品のような)複雑さに張り巡らされた伏線の回収と非常に見応えがありました。メッセージ性も所々垣間見られたような気もします。

テリーギリアム作品は2作目でしたが結構楽しめました。SF好きな方はぜひ!
ヒュー

ヒュー