なかなか楽しめるフランスコメディ🇫🇷だった✨
若い頃のデ・ニーロにちょい似のダニエル・オートゥイユが良い味出してます💫
そこに、ジャン・ロシュフォールも共演していて私は見応え十分でした👍
主人公フランソワ・ピニョン（ダニエル）は、真面目だけが取り柄の地味で冴えない会社員。勤続20年のゴム製品製造会社では友人も居なく存在感ゼロ。
妻には愛想を尽かされ2年前に離婚され、息子からも当然尊敬してもらえず避けられっぱなし。
ある日偶然に自分のクビの話を聞いてしまう。人生に失望し、マンションのベランダから身投げをしようとした時、越してきたばかりの隣人に止められる。
その初老の隣人は、経験豊富だから信じろと言い、身の上話を聞いてくれる。そこである提案されるが『ゲイであると偽りのカムアウトする』ことだった。
隣人が、ゲイ雑誌のお尻丸出しのモデルの顔をピニョンの顔写真に変え、合成して作り直し、それを会社に郵送して社員に敢えて噂を立てさせる。
そして「君は変わらなくていい。周りの目が変わるんだ。」と自信たっぷりに悟す。
確かにその噂だけが一人歩きして行き、周りを巻き込みながら、ピニョンの思い通りに、なぜか勝手にクビ対象の男から、会社に必須の人間だと思わせて行く。
社長役のジャン・ロシュフォールのコメディも楽しめます✨
なんともやる事なす事、テンポ良く面白おかしく進んで笑いを取ります🤣
自分の中で思い描いている自分という人間は、他人の目を持って作られる。よって見た目が変わる事で周りの目が変わる。
ウィットに富んでいながら社会風刺も取り入れ、なかなか愉快な展開でした👏
邦題、ジャケ写にとらわれず、見て損なしの良作でした✨
