おとりさん

メルシィ!人生のおとりさんのネタバレレビュー・内容・結末

メルシィ!人生(2000年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

う~ん、コメディなんだよなぁ、これ…。

笑えるコメディが見たくて、評価高めの本作をレンタルしたけれど、フランス的な皮肉のきいたユーモアは、私の性に合わないらしい。

クビになりかけた、ストレート男性が、会社の解雇を阻止しようと、ゲイを偽装。
一方、差別主義者の人事部長は、レッテルを貼られることをおそれて、ゲイと名乗りでた主人公の友人になるべく努力する。
あげくの果てに精神に異常をきたすが、主人公の支えもあって回復。
また、騒動の過程で過去をふりかえるのをやめた主人公は、自分の意志を主張できるようになって新しい人生の一歩を踏み出す。
ハッピーエンドではあるのだけど、なんだかなぁと思っちゃう。

主人公の元妻や、彼を軽蔑する実息子、カウンセラーを生業としてた隣人に、職場の人々。
1つの嘘が訳わからんことになっていくのを笑えるかどうかが、おそらく分かれ目なんだろうな。

人によっては、素直に笑えるのか?
受ける側によって激しく反応が違いそうなので、気になる人と趣味が合うかどうか、知るにはいい作品かも。