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女ドラキュラ
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『女ドラキュラ』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.2
吸血鬼なんてもう嫌!!
なってみたは良いけれど、めちゃくちゃ不便な吸血鬼の特性に嫌気がさした公爵夫人が、人間に戻りたい!というワガママぶりを発揮するホラー映画。

トッドブラウニング監督の傑作であり、映画史に残る名作である『魔人ドラキュラ』の続編です。

あらすじ…
ドラキュラ伯爵を殺したヴァンヘルシング教授は殺人罪で警察の御用に。吸血鬼の存在を訴えるも信じてもらえず、教え子である精神科医に異常ではないことを証明してもらおうと呼び寄せる。同時期にドラキュラの死体が若い女性によって盗まれた。そしてその頃から首筋に傷痕のある死体がロンドンで見つかるようになり…。

映像的な美しさはブラウニング版には遠く及びませんが、普通の人間として生きたいと願いつつも本能である吸血衝動に抗えず、「吸血鬼であること」について苦悩する姿を描いた当時としてはかなり画期的な作品。完全なるモンスターとして、そして人間の敵として吸血鬼を描いた前作とは違い、モンスターでありながら、より人間的で同情を誘うようなキャラクターとして方向転換を果たした意欲作です。

ドラキュラ伯爵に吸血鬼にされたせいで夜にしか活動できず、さらに定期的に人を捕まえ吸血しなければ生きられない。その呪いを解く方法はなく、永久に抜け出せない牢獄に囚われたも同然の存在としてモンスターを描いただけでなく、女性を吸血鬼としたことで、女性の社会進出が難しかった当時の社会情勢をも反映したものになっているのではないかとも思えてくる。そんで男性の性衝動の象徴としても捉えられるドラキュラによって堕とされたわけだから、男性の身勝手さに虐げられた女性と見ることもできるわけです。

そう考えると女吸血鬼が主人公との愛を求めるのは過去の男の呪縛からの解放を望んでのことと見ることもできる。そんで吸血衝動=性衝動なわけなので、本作でも恐らくそういったことを暗示してるのだと思います。ただ本作の吸血鬼は男性だけでなく女性も襲うので両刀ということになっちゃいますがね。実際にとある女性を襲うとこなんて時代を考えるとかなり冒険してる。そんで愛と吸血衝動を別物として描いてるとこも面白い。

ベラルゴシ演じるドラキュラ伯爵の貴族然とした圧倒的なカリスマと、性と死を混在させた淫靡なムードが魅力だった前作に対して、永久の牢獄の中で愛という一筋の光を求めた女吸血鬼の悲哀を描いた本作。どちらも面白かったのですが、本作は演出とか撮影に惹かれるものがなく、話運びも雑で、テーマが良いだけに勿体無く感じました。やはりブラウニングの前作には敵わないですね。ちなみにブラウニングは『魔人ドラキュラ』のあと、『古城の妖鬼』(未見)というベラルゴシ主演の吸血鬼ものを撮っています。そっちも見たい!
ノッチ

ノッチの感想・評価

3.0
ドラキュラを葬った直後、ヴァン・ヘルシングは逮捕される。

その後、ドラキュラ伯爵の娘が現れ、父の呪縛に苦しみながらも、彼女は生き血を求めてしまうのだった。

ブラム・ストーカー作の『ドラキュラの客』の映画化で、『魔人ドラキュラ』の続編。

ドラキュラ伯爵の娘が人間になりたいと色々やる話。

ホラーというより、吸血鬼の葛藤を描いたような内容ですね。

主演のグロリア・ホールデンは舞台女優らしく、熱演してくれます。

また、ヒロイン役のマルグリート・チャーチルは同年に『歩く死骸(1936)』にも出演している。

この映画、『ドラキュラの客』を原作とするとは言うものの、殆ど原型を留めておらず、事実上ユニバーサル・オリジナルの脚本である。

しかもあまりポピュラーではないし。

また、続編と言われるが、この当時は「シリーズ」というものの概念が希薄だったのか、前作とは一貫性が無い箇所が多々ある。

続編というよりは、「まったく違う物語」と解釈したほうが自然と言えば自然。

しかし、『女ドラキュラ』という身も蓋もない邦題が付けられていますが、中身は結構しっかりしている。

でも、オリジナルタイトルの和訳、『ドラキュラの娘』の方が良かったんじゃ…。

ストーリーは、ヴァン・ヘルシング教授がドラキュラ伯爵を倒した前作のラストの直後から始まる。

殺人の現行犯で即お縄を食らうのは、さすがにヴァン・ヘルシングが可哀想だった。

というか無実を証明してくれる人は沢山いるのでは?

前作の人は何処に?

この作品はドラキュラ伯爵は登場せず、ドラキュラ伯爵の娘が主役として登場する。

吸血鬼の呪いから自由になろうと欲するという、全体として野暮ったい昼メロのような感じは否めない。

しかし、吸血シーンの直接描写などは皆無だが、雰囲気だけで見せるのが素晴らしい。

なんとも切ない悲恋ストーリーと、軽妙なコメディパートのブレンド具合がけっこう良かった。

ちなみに、舞台は大部分がロンドンで繰りひろげられ、1時間ほどしてやっとトランシルヴァニアに移ります。
瞳に映るのは死の巻

モノクロ
魔人ドラキュラからの二作目
ドラキュラが倒されたことによりドラキュラの娘が現れ父の呪縛から逃れ自由になろうと抗うお話
人として生きようとし踠き葛藤するのも虚しく吸血鬼として血を求めてしまう哀しき女ドラキュラ
切ない吸血鬼の性です
その妖しくも神秘的な女ドラキュラを演じるグロリアホールデン、なかなかの雰囲気を醸し出してて良いですね
そして前作でドラキュラを倒したヴァンヘルシング教授が早速冒頭で逮捕されてしまうのは不憫としか

『女ドラキュラ』に似ている作品

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

上映日:

1994年12月10日

製作国:

上映時間:

126分

ジャンル:

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.6

あらすじ

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フランケンシュタイン 恐怖の生体実験

製作国:

上映時間:

97分

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.3

あらすじ

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ドラキュラ'72

製作国:

上映時間:

96分

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.4

あらすじ

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