救命士のdesperadoiのレビュー・感想・評価

ただ映画を観ているだけなのに、劇中のキャラクターと同じようにナチュラルハイな気分が味わえてしまうヤバイ作品。早回しで見せられる光の洪水のようなニューヨークの夜景と、始終流れるテンションの高めのロックソングとの相乗効果で恍惚とさせられる。
スコセッシのフィルモグラフィではあまり知られてない作品のようだが、裏『タクシードライバー』とも言えるストーリー（同じく脚本はポール・シュレイダー）を『グッドフェローズ』的なスタイルで描いているので、彼のファンなら大概気に入るはず。