さかい

西遊記のさかいのレビュー・感想・評価

西遊記(1960年製作の映画)
3.5
岩から生まれた岩猿の孫悟空!
ブタの猪八戒!
大入道の沙悟浄!

…お、大入道…?
(沙悟浄=カッパは日本の創作で、本場中国の沙悟浄はカッパではないらしい。それは知ってたけど、いつの時代から…?)
沙悟浄は穴掘りが得意で後半活躍する(大入道とは…)
猪八戒はまたいつもの西遊記作品のようにブタなだけが特徴の空気かと思ったら
芭蕉扇をうばって牛魔王の嫁の玉面公主を撃破する活躍。



『白蛇伝(1958)』同様、アニメのクオリティはオーパーツかってぐらい非常に高い
なんかミュージカル風にしたり、ディズニーを手本に色々と試行錯誤してそう
悟空のガールフレンドのサルがなんかいつのまにか病気になってるとかいうスイーツ(笑)な要素もあり。

大人がみても楽しめるおとぎ話のような
本格派な世界観の白蛇伝とちがい、なんか現代の機械とか外国のものが出てきたりゆるい雰囲気なギャグもある
…という作風は原作「ぼくの孫悟空」の手塚治虫先生の特徴でもある。
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