ちぬちぃぬ

西遊記のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

西遊記(1960年製作の映画)
3.6
『西遊記』は16世紀の小説で
日本でもいろんな西遊記が表現されて来ましたよね

この作品は手塚治虫氏が結構関わってるのを知り、なるほどそういう要素感じるなぁと思いました
この6〜7?年後には虫プロアニメの『悟空の大冒険』が放送されたようです

この辺の『西遊記』では、沙悟浄は日本でも原作にならい“大入道“という妖怪です
穴を掘るのが得意です✨

80年代以降、テレビ番組で放送されたいくつかの『西遊記』では沙悟浄は“河童"扱いになって
その影響で世間には【沙悟浄=河童】って認識が広まったみたいですね
。。。まだ、沙悟浄が河童扱いなのは百歩譲って…
こちらもドラマの影響で【三蔵法師=女性】って思っちゃってる人がけっこういるのがヤバいです💧夏目雅子さんイメージなんでしょう

仏教の事も基礎の知識がないって事ですよね
まぁ…男だ!女だ!って論争するようなものでもないんでしょうけど

さて、今作の感想としては
子供向きアニメとして申し分はなく。。。いや時代的な流れで《女の子》の描写はどうしてもこうなるか〜というのはあります
☆献身的で
☆ナヨナヨ、クネクネした仕草と発声
など多少気になりました

全体的には、短い時間に仲間との信頼性や
勇敢な戦闘シーンを上手く盛り込んでいて楽しめました

一番素晴らしいのは、(原作もそうでしょうけど)暴れん坊で傲慢でどうしょうもなかった悟空が
真の意味での「強さ」を学び、優しくなるところです(´ω`)

【優しさ】とは【強さ】だと描かれていました