'20 10/16 ジャケ写掲載していただきました。
【荒野の七人】、【大脱走】の名匠ジョン・スタージェス
監督初期の【(パニック・)クライム・サスペンス】。
お気に入りライター、[メル]のラストシナリオに期待高まる
が、、平均スコア通り、彼のキャリアで一番冴えて無かった
印象。
冒頭から家族3人の妻ヘレン(バーバラ・スタンウィック)
による、メキシコ観光名所案内みたいなモノローグ。ヘレンが
主役というのは明示。
ジャンルの提示は、サスペンスだった結果論で言えば序盤に
無い。展開上の伏線はチラリと用意。
本格的本題に入るまでの前置きが冗長。
不慮の怪我をした夫ダグと息子ボビーが待つ浜辺に向けて、
ロープを探しに車で出かけ、荒野を爆走するヘレンが頼も
しい。
↓
◯◯犯を乗せてからがやっと本題で、一番の見処。
↑
ヘレン妻襲うW危機の同時進行をスリリングに、の筈が、、
↓
怪我をした夫のパートが【全て不自然】で、まるで説得力が
無く、全滅で萎える〜
満潮になる迄に、、というタイムリミット的な設定が多少
ハラハラ効果を生んだのみ。
モノローグ(心の声)が一貫せず、無くなるパートが中途
半端〜
劇伴は中々盛り上げてくれる。
車をジャックされたヘレンと◯◯犯の駆け引き。車内でビンタ
の応酬。
↓
終盤の小屋での交渉からヘレンに変化が、、◯◯犯から旦那
とはご無沙汰の【強引キス】を2つ貰い、、
旦那を救う為なら、、
ヘレンは強さと土壇場での決断力もある。
クライマックスはまた浜辺の不自然の続き〜
優しいおっとり旦那とワイルドで男らしい◯◯犯との対比
、、揺れるヘレン⁈
↓
意味深なヘレンのモノローグ「人妻なら誰もがこんな時…」
で締める。
あれ⁈◯◯犯が息子からも何だか ヒ◯ロ◯ になってる〜〜
兎に角、【男勝り】の強いバーバラを観る作品で、現代で
演じるなら ケイト・ブランシェット が適役。
*原題のジョパディ=認める事、分配する事、なるほど〜。
*メル作品残り1作【優しき殺人者】のコンプリートを
諦めていたら、、最近まで渋谷で公開していたとは‼︎