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湖中の女のジャンのレビュー・感想・評価

湖中の女(1946年製作の映画)
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フィルムノワールとは主観のジャンルだが、主観ショットでほぼ徹底して構成しているのは珍しい。とはいえ一番にある動機は、探偵と同じ情報で真実に辿り着けるかというミステリー的趣向にある様子。役者によってレンズをまっすぐ見るか、カメラの少し上を見るか、統一されていないのが気になった。
部屋にゆっくりとした足取りで入っていき、部屋の中を検分していくのを主観長回しで見せるのは、『石の微笑』などのシャブロルを想起した。
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